漆でも蒔絵という漆芸の1点ものの制作を主としているが、塗師から輪島塗に関わる専門職人のネットワークを大切にしており、ここでは日本の漆や漆装飾技術を単に紹介するだけではなく、それらの応用と共有したものづくりの提案の準備もしている。

源氏物語蒔絵硯箱(工房制作)

特別の誂えの制作が主であり、長年の意匠や技術の研究の積み重ねが工房の資産となっている。ゆえに伝統はつねに革新であらねばならず、新しい分野に関わる事と、技術の改良の日々が次のWAZAへの糧となる。

蒔絵を始めとする漆装飾の技術は、漆器とは別の独立した工芸であることは以外に知られていない。産地内や今までは「輪島塗」という圧倒的なブランドの中で熟成されたが、日本漆芸千年の歴史の中では、漆器イメージ外の装飾でこそ本領が発揮されている。

蒔絵や沈金などの漆芸技術の応用(経産省の地域資源活用事業に認定)

<蒔絵の表現力>

蒔絵という技術名称の語源は、漆で描いた模様に金粉などを蒔き描く事から「蒔絵」と表現されているように、蒔く技術や表現力は、金粉などを漆で定着硬化させて研ぎ出す技術と同じように大切なわざです。

ここでは、その中の蒔く技術を紹介します。下の画像は、宗達のたらしこみ技法を蒔絵で表現したものです。この宗達のたらしこみ(にじみやぼかし)技法は光琳もあこがれたように、宗達の表現力は別格のわざである。中でも宗達の「雲龍図」はすばらしい。

宗達の運筆やにじみの表現を学ぶ為に、光悦との合作の「四季草花下絵和歌巻」を蒔絵で描いてみた。

本家は、下の美術

光悦の書を蒔絵する為に、「五体字類」や定家様を調べる為に、「藤原定家」まで興味があり探ってみた。

蒔絵の技術表現に関しては下記ページでも紹介しています。
映像もありますのでご覧ください
http://urushi-net.jp