輪島の明治の人達の気質を感じる一枚の写真を紹介します。
そこには私の親族二人が写っている事もあり、この写真を美術館の企画展で見つけた時に、その人達がどんな人達だとすぐわかった。
その写真からは、明治生まれの漆芸作家や蒔絵師や名士たちの、凛とした気質が感じられる。それもそう人間国宝 前 大峰 、一后一兆、竹園自耕、女流作家 天野文堂、佐藤貞一、東 医師 ・・・・・明治生まれの名士達の写真なのだ。

こんな輪島の明治の人達の気質は、江戸時代に作られたと思う。
輪島塗の事や歴史では、その技術や歴史の事を書かれてはいるが、作る現場の眼でもって調べられている資料や史実を明解に著されているか、色々探してきたが、見つからないのがとても不思議であった。

前にも書いているが、自分の蒔絵工房の中には、江戸時代の手板や天保やその前の道具などがあり、仕事の合間にそれらが語りかけてくるのだ。

過去をどう見るか、そこから何を学ぶか、今に照らし合わせ、進む道を探す。
そんな事を、この写真の人達や道具達が語っているように思う。