海外では、漆は「ジャパン」陶器は「チャイナ」としょうされる。
と、色々なところで書かれ、日本の通説となっています。

その様な現し方がそもそもどの様な事から生まれたのか、専門家の方々から解析され、その表現を何にでも使いまわされる事を改めてほしい。

三田村先生も著書でも書かれているように、海外では通じない事も知っておかねばなりません。また、漆を「ジャパニーズラッカー」などという事もやめていただきたい。

「ラッカー」は化学塗料を云うのではなく、「ラック」を称しての事だと思いますが、欧州では「漆」は入手が困難で、代用で使われたラックを云っているのだと考えられます。故に欧州では漆の代用品のラックに「ジャパニーズ」をつける表現は、海外の人たちが聞くと、とても変な事なのです。

三田村先生と同じ意見で、「漆」は「URUSHI」で良いのではないでしょか。

元に戻りますが、漆は「ジャパン」陶器は「チャイナ」は、漆芸の松田先生がよく言われていた表現で、漆は海外でもあるが、日本における漆や漆芸は日本ならでは技術手法で作られる工芸であり、特に蒔絵品などは、海外や王室のコレクションでも有名で、とても日本的ですばらしい装飾技術だと讃えられている事から、ジャパンを代表する工芸。陶器は中国が発祥の地といわれる事から、そのような表現をして、漆芸関係者や日本の人達に、日本の誇りと思ってほしいと願ったのです。ですから使い方はその訳を考慮してほしい。